ptoutput’s diary

リハビリに関しての知識の共有やアウトプットをしていこうと思っています!

運動学習の段階

こんにちは!

前回の記事では「運動学習にはいろんなタイプがある」ということについて書かせていただきました!

 

今回は続きとして「運動学習の段階」についてアウトプットしていこうと思います!

 

 

では、早速、、

 

運動学習の段階

  1. 初期認知段階
  2. 中間(連合)段階
  3. 後期自律段階(自動化段階)

  があります。

 

初期認知段階では、

何を行うか理解し、言語的に戦略を考える。

 

その、情報収集や処理には宣言的記憶・ワーキングメモリが動員される。

 

ex)サーフィンを初めてするのに、最初から

 乗れる人はいないし、そのスピード感や

 感覚も分からん。

 初心者はとりあえず立ってみて、その姿勢を

 キープしようと自分に言い聞かせたり、

 コーチのアドバイスを思い出したりする。

 

この段階では、言語中枢が活動する。

ブロードマン2野(体性感覚野の一部)は

学習の初期段階で活動するが、一連の動きが

学習されると活動は低下する。

 

そして、運動課題を70%程度の成功体験が

得られる難易度に設定して、集中しやすい

環境の中で繰り返し行うのがいいとされている。

 

次に、中間(連合)段階では

どのように行うか、様々な戦略が試され、試行錯誤し、正確性やスピードを向上させる段階。

 

ex)「もう少し踵に体重乗せたらどうかな?」

     「もう少し体幹を前傾してみようかな?」

  など、成功or失敗したかによって、

  その戦略を採用or却下していく。

 

最後に、後期自律段階(自動化段階)では

手続きは自動化され、注意は減少し、言語は不要になる。

 

意識的に努力しなくても、適応し、調整し、反応することができる。

 

ex)歩きながら、携帯をいじる

  食べながら喋るなど、、

  

以上の3つが運動学習の段階となります。

これは、スポーツでもリハビリでも同じですね!

この段階を経て、みなさんは無意識に歩いたり走ったりしてるんでしょうね!

 

今回は短いですが、運動学習の段階について書かせていただきました!

 

最後まで読んで頂きありがとうございました😊

 

参考文献

嘉戸直樹,伊藤正憲:運動学習はここまでわかった 関西理学 8:49-52,2008

 

Charles T. Leonard:The Neuroscience of Human Movement 2005(監訳:松村道一,森谷敏夫,小田伸午:ヒトの動きの神経科学)