足関節・足部の動きや可動域
こんにちわ!
今回は足関節・足部の"動く方向"や"可動域"についてやんわりアウトプットしていきます!
では、早速、、、
足関節・足部は
矢状面上で
背屈(dorsiflexion)(伸展)と
底屈(plantarflexion)(屈曲)
前額面上で
外がえし(eversion)と内がえし(inversion)
水平面上で
外転(abduction)と内転(adduction)
という方向に動きます。
それぞれの可動域を以下に示します。
背屈と底屈
理学療法評価学 改訂第4版より引用
注意点に膝関節屈曲位で行うと記載していますがこれは、2関節筋である腓腹筋の緊張の影響を与えないためです。
ちなみに、膝関節伸展位/屈曲位で足関節背屈角度を比較し、膝関節伸展位での背屈可動域制限が大きく、膝関節屈曲位での背屈可動域制限が小さい場合、2関節筋である"腓腹筋"の短縮or伸張性低下が予測されます。
また、双方ともに同じぐらいの背屈可動域制限を認めている場合は2関節筋の影響がない状態のため、腓腹筋の影響は無いと予測され、単関節筋である"ヒラメ筋"やその他の足関節底屈筋の短縮or伸張性の低下が予測されます。
ですので、足関節の背屈可動域を
計測する際は背屈制限の原因が
どの筋なのかを把握するために
膝関節屈曲位or伸展位の肢位で
測定、比較するほうがいいかもしれませんね!
外がえしと内がえし
理学療法評価学 改訂第4版より引用
ちなみに、、
外がえしという動きは
足部の回内・外転・背屈の複合運動
内がえしという動きは
足部の回外・内転・底屈の複合運動
であり、いわゆる内反or外反というのは
変形を表す言葉として使用します。
外転と内転
理学療法評価学 改訂第4版より引用
今回もざっくりとアウトプットさせて頂きました。
次回は、各動作に関与する筋群についてアウトプットしていきます。
最後まで読んで頂き
ありがとうございました!!
参考書
・松澤正、江口勝彦著:理学療法評価学 改訂第4版 P41,52-53