ptoutput’s diary

リハビリに関しての知識の共有やアウトプットをしていこうと思っています!

疼痛に関与する物質

 

こんにちわ!

今回は題名にも書いてありますが、

"疼痛に関与する物質"についてやんわりアウトプットしていきます。

 

では、早速、、、

 

 

疼痛が発生するには侵害受容器やポリモーダル受容器が刺激され、脊髄や視床を介して体性感覚野に伝達されることで引き起こされる。

といった流れでしたが、そもそもその受容器の興奮に関与する物質とはなんなのでしょうか?

ざっくりと記載していきます。

 

痛覚受容器に関与する物質

・ブラジキニン

・プロスタグランジ

・サブスタンスP

ヒスタミン

・CCRG

セロトニン

 などがあります。

 

では、それぞれの特性をみていきましょう!

 

ブラジキニン(bradykinin:BK)

・炎症時の痛みに最も関連深く、最強の発痛物質

・直接ポリモーダル受容器に働きかけ、濃度上昇に従い痛みを増強させ、興奮作用を増強する性質をもつ

・血管内皮細胞に対し収縮作用がある

・一酸化窒素の産生を促し、平滑筋の弛緩による血管拡張に間接的に作用する

・筋を最大張力の50%で持続的に収縮させると血中のブラジキニン濃度が上昇し痛みを引き起こす

 

プロスタグランジ(prostaglandin:PG)

・プロスタグランジン自体では痛みを誘発しない

・ブラジキニンに働きかけ、ブラジキニンの反応を増強させる

痛覚増強物質

 

サブスタンスP(substance P:SP)

機械的(圧)侵害情報の末梢から脊髄後角への伝達に寄与

・嚥下反射や咳嗽反射などの反射機能の調整に関与する神経伝達物質

・一次求心性ニューロンの一部に含まれる

 

CCRG

(carcitonin gene-related peptide)

・後根神経節の細胞に含まれる

・一次求心性ニューロンからサブスタンスPの遊離を促進することにより痛覚の伝達に関与

 

ヒスタミン

・全身の臓器・組織、特に皮膚や気道の肥満細胞に存在

・アレルギー反応や炎症メディエーターの1つ

血管拡張作用血管透過性亢進作用を有している

・低濃度では掻痒感を生じさせる

 

セロトニン(serotonin)

・発痛作用の他にブラジキニン痛覚増強作用がある

 

 

などなど、各物質には、"疼痛誘発"や"疼痛増強"、"他の物質の働きを促進させる"といった特性があるんですね!

 

何気なく"痛っ!"と感じている時に私たちの身体ではさまざなことが起こっているんですね、、

 

今回は疼痛に関与する物質についてその特性ををざっくりアウトプットさせて頂きました!

分かりづらい内容ですいませんが、

最後まで読んで頂きありがとうございます😊

 

#ブラジキニン#ヒスタミン#サブスタンスP#プロスタグランジン#セロトニン